八坂神社から清水寺へ向かう途中、偶然手ぬぐい屋さんを発見。なにげに入ってみると、結構いい感じの手ぬぐいを扱ってるのよ。
今まで京都・上方の手ぬぐいは捺染が多く敬遠していたのですが、このお店のてぬぐいは全部注染で染めてます。驚きました。 注染好きはチェックです。
自分解釈 染め方の違い
捺染:一枚ずつ布に型をあてて染料を塗っていく方法。要はプリント。
細かい文様もOK。 だけど片面にしか染料がのらないので裏側はきれいに染まらない。
すげー昔からある染色方法
注染:何枚も重ねた布に染料を注ぎこみ、表裏共に染める方法。
なので裏側も綺麗に染め抜かれていて、表裏がほとんどわからない。にじみやぼかし風に染めることもできる。 だけど細い線などは苦手。
明治初期に開発される。裏側が綺麗に染まらない捺染を嫌った江戸っ子に大ウケ
この店の手ぬぐいデザインは、江戸てぬぐいに慣れてる俺様ちゃんには目からウロコ。
1枚ものの色づかいあざやかなデザイン。それに注染ならではのにじみ、ぼかしを意図的に使ってて、色使いもカラフルで大胆です。
なので若い女の子には好かれそうなデザインがいっぱいで、おみやげにもいいかもね (
一部サイトに載ってる)
江戸小紋なんてもなぁ、置いてません。
そんな中から1本、ちょっと落ち着いた感じの手ぬぐいに心を奪われました。
カラフルなペン先の万年筆たちが、さらしの手ぬぐいにインクで線を描いてます。
手ぬぐいと万年筆フェチの俺様ちゃんのためにあるような手ぬぐいだよね。一発で決めました。
たたみ方次第では単なる白地に黒の縞文様にもなって、落ち着いた感じにも使えるしw 広げた時にしかこのペン先が出てこないなんていいじゃないですか!
近寄ってよ~くみると、ペン先にインクがちょっとにじんでますよ。
聞けばこのお店、訪問する一週間前にオープンしたそう。グッドなタイミングでの京都でした。
注染ならではの風合い、
にじんだり
ゆらいだり
それで店名が
にじゆら なのね
注染てぬぐい にじゆら京都東山店